豊年囃子

ほうねんばやし

豊かに実った田の稲穂の上を渡る、夕方の風のびやかに
ゆったりとし安らぎと満ち足りた思いが感じられる。
豊年満作を願ったというおめでたい曲

松年神楽

しょうねんかぐら

松の緑のいつまでも変わらぬ目出たさを、寿ぐ曲。
軽快でリズミカルな曲調で恐らく最も多く演奏されていて
若々しく元気の良い曲

四丁目

しちょうめ

”よんちょうめ”と書いて”しちょうめ”と読む。
幕末あたりの江戸の寄席の幕間の音曲を喜多方の囃子に取り入れたものと言われている。
喜多方に芸者さんたちがいたころに三味線と締太鼓で演奏されていたものです
大太鼓と小太鼓の打ち合い、掛け声の面白さのある曲。
情報現在では寄席のお囃子、東京のちんどん屋さんの終わりの曲として残っています。

チャチャメンコ

別名 篭廻り

三味線の音色を重視した曲で
薄幸な娘たちが花街に篭に乗せて連れて行かれるのを
近所の子供たちがはやし立てている情景のようだと
笛の名手、故遠藤清吉氏が語っていた。
チャチャメンコという名は三味線の音がそんな風に聞こえたからの呼び方だろう。
やるせない物悲しさがあり喜多方6曲のうち唯一哀調を帯びた曲
情報現在では東京のちんどん屋さんの終わりの曲として又、チャンバラ映画のシーンでも残っています。

練り込み

別名 登竜

「静」「動」の2つの調べがあり、
太鼓台がお宮にさしかかると、今までのにぎやかなお囃子が止み
「静」が始まる。
 静かに静かに壮重で壮厳なリズムが繰り返される。
そして徐々に高まりつつ突如急テンポの
「動」の調べに入る。
竜が雲を呼んで、天空に舞い登るような勢い。
ちなみに会津若松市では「登竜とうりゅう)と呼ぶとか

若囃子 わかばやし)

ハズミのある賑やかな曲で別名「馬鹿囃子」と も呼ばれている。

会津磐梯山
庄助踊り
あいづばんだいさん
しょうすけおどり
お酒のコマーシャルでもおなじみの会津民謡の一曲です。
同じ会津地方でもその土地その土地で異なる囃子方、踊り方があります。
喜多方の庄助踊りでは、小原庄助さんの囃子言葉のときに独特の振り付けがあります。

参考 会津喜多方祭囃子盆踊り保存会 名誉会長 冠木 文治右衛門
追筆 鈴木

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